こんにちわ、11月に入りましたね。今朝、我が家のクリスマスローズ「アイガー」を撮影したら、白い花が咲いていました。今年はかなり早い開花で、まさか11月にアイガーの花が咲くとは思いませんでした。

丸太の土留めの前で白い花が1輪開いたアイガー。緑の葉の間につぼみも見える
2026年11月3日朝のアイガー。今年は早くも白い花が1輪咲き始めました。丸太の土留めの前の日陰花壇で、葉の間にはつぼみも見えます

皆さんは、クリスマスローズの株分けをしたことがありますか? 購入して育て始めて日が浅い方は、まだしたことがないかもしれません。

クリスマスローズは、定期的に株分けをしないと花が上がりにくくなる植物です。株がだんだん大きくなると、株と株の間にうまく日が当たらなくなり、根もかなり窮屈になって、花の数が少なくなります。宿根草や多年草にも同じようになるものがありますが、クリスマスローズも少なくとも数年に一回は株分けが必要です。

今回は、2024年の秋にアイガーを3株に分けた写真と、その後の生育を紹介します。まだ株分けをしたことがない方や、株分けして数を増やしたい方は、この記事を参考にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。11月はまさに株分けの適期で、ベストタイミングです。ぜひチャレンジしてみてください。

結論

クリスマスローズは10〜11月に、大きくなりすぎた株を掘り出して株元を2〜3等分に株分けすると、株の間に日が入り、根の窮屈さを解消できます。大株になって花数が減るのを防ぐため、少なくとも数年に一回は行います。

やることは3つ。
①株を土から掘り出す
②株元(根の部分)を2〜3等分する
③切り口にトップジンMペースト(切り口を保護する癒合剤)を塗って植え付ける

やらないことは2つ。
①大きくなりすぎた株をそのままにする(株の間に日が届きにくく、根も窮屈になり、花数が減ります)
②切り口の処理を忘れて植える(病気が入るのを防ぐため、ペーストを塗ります)

今回紹介するのは、木の下の日陰の花壇で育てているアイガーです。原種系(野生の種に近い系統)のクリスマスローズで、4号ポットの苗から育ててきました。株分けした日と、その後を撮影した日を分けてまとめます。

地域茨城県(関東平地)
品種アイガー(原種系)
植え方木の下の日陰の花壇に地植え
購入・植え付け2022年11月13日。4号ポットで購入して地植え
株分けした日2024年10月13日。1株を3株に
株分け後の生育確認2026年10月27日。同じ場所で元気に生育
冒頭の開花写真2026年11月3日朝

株分けする理由|日当たりと根の窮屈さを改善する

クリスマスローズは、育てているうちに株が大きくなります。大きくなりすぎると、株と株の間に日が当たりにくくなり、根も窮屈になって花数が減ります。株を分けるのは、日当たりと根の窮屈さを改善するためです。

株分けは少なくとも数年に一回行います。アイガーは2022年11月に植え、約2年後の2024年10月に株分けしました。毎年の作業にするのではなく、株が大きくなってきたときの手入れです。

10〜11月は、植え付け・植え替え・株分けのベストシーズンです。これから苗を迎える方は、クリスマスローズの苗の選び方と植え付けの記事もあわせて読んでみてください。

クリスマスローズの株分け手順|根元を2〜3等分に

株分けは、土から掘り出した株を、根元で2〜3等分する作業です。2024年10月13日のアイガーの写真で、掘り出した状態と、3株に分けた状態を見ていきます。

①株を土から掘り出す

まず、地植えしている株を土から掘り出します。分けるのは葉の部分ではなく、その下の株元(根の部分)だからです。

白いざるに置いた株分け前のアイガー。土を抱えた根と、まとまって立ち上がる葉柄が見える
2024年10月13日、掘り出した株分け前のアイガー。白いざるの中で、土の周りに細い根が広がっています。株元からはたくさんの葉柄と若い葉が立ち上がっています

②株元の根の部分を2〜3等分する

掘り出したら、株元の根の部分を2等分か3等分に分けます。このときのアイガーは、1株を3株に分けました。

本などには「ナイフや包丁で株を根元から切る」と書かれていますが、いつも手元にあるわけではないので、手軽な園芸道具で切れるものなら剪定バサミで根っこから切っています。このアイガーを分けたときは、大きい株を切る必要があったので、剪定に使っているノコギリでギコギコと切って分けました。

切った断面をトップジンMペーストでしっかり消毒しておけば問題ありません。

分ける前は一つにまとまっていた株元が、次の写真では左・中央・右の三つになっています。それぞれの株に葉と根が付いている様子が分かります。

青い容器に並んだ株分け後のアイガー3株。根が広がり、切り口には橙色のペーストが付いている
2024年10月13日、3株に分けたアイガー。青い容器に根を広げて並べています。左と中央の株元に見える橙色の部分は、次の手順で切り口に塗ったトップジンMペーストです

千吉 剪定ばさみ(楽天/Amazon) 根元を切って株を分けるときに使っています。
大五郎 鞘付剪定鋸 生木用 270mm(楽天/Amazon) このアイガーの大株の根元を切り分けました。

③切り口にトップジンMペーストを塗る

分けた株元の切り口にはトップジンMペーストを塗ります。切り口から病気が入るのを防ぐためです。

切り口の処理に使っているのはこちらです。
トップジンMペースト(楽天/Amazon)

切り口を処理したら、分けた株を植え付けます。地植えにする株と鉢植えにする株に分けることもできます。私も実際にそうしていて、アイガーには同じ場所に地植えで戻した株があります。

株分けから2年後|地植えで戻した株の生育

2026年10月27日に撮影した、同じ場所に地植えで戻したアイガーです。株分けから約2年たっても、この日陰の花壇で元気に育っています。

木の幹の足元で濃い緑の葉を広げるアイガー。右には黄色い花、手前には地面を覆う小さな葉がある
2026年10月27日。木の幹の足元、黄色い花の左側に濃い緑の葉を広げているのがアイガーです。株分け後、同じ日陰の花壇に地植えで戻した株です

4号ポットで迎えたのが2022年11月13日で、3株に分けたのが2024年10月13日。小さな苗から育て、株分けをして、また同じ庭で花を楽しんでいます。冒頭の今朝の写真では、白い花と次のつぼみも見えていました。

株分け後も続く秋の管理

地植え株の秋の施肥は、有機肥料を一株あたり一握り、株の周囲3〜4点に分けて与えています。10〜11月は肥料をよく吸う時期なので、新芽の展開を支えるためです。古葉切りと肥料の詳しい扱いは、クリスマスローズ10月の管理の記事にまとめています。

ただし、夏バテで弱った株への施肥は、葉が緑に戻り、株元に新芽が見えてからです。黄色い葉が気になる場合は、クリスマスローズの葉が黄色い原因と回復作業の記事を読んでみてください。

クリスマスローズの株分けでよくある失敗

大きくなりすぎた株をそのままにしてしまう

大きくなった株をそのままにすると、株の間に日が当たりにくくなり、根も窮屈になって花数が減ります。株の大きさや花数、株の間への日の入り方を見て、少なくとも数年に一回、10〜11月に株分けします。

切り口の処理を忘れて植えてしまう

根元を分けたら、植え付ける前に切り口を処理します。トップジンMペーストを切り口に塗るところまでが株分けの手順です。病気が入るのを防ぐため、分けたあとに忘れず塗っています。

まとめ|今週末やること

11月は、植え付けや植え替えとともに、クリスマスローズの株分けに適した時期です。大きくなった株は、掘り出して根元を2〜3等分にし、切り口を処理して植え付けます。2024年に3株に分けたアイガーのうち、同じ場所に地植えで戻した株も、約2年後の今、元気に育っています。

今週末は、庭のクリスマスローズを一株、花数や株の大きさ、株の間に日が入っているか見てみてください。大きくなりすぎていたら、この秋の株分けを考えるタイミングです。

使った道具

  • トップジンMペースト(楽天/Amazon) 株分けでできた株元の切り口に塗っています。写真の橙色の部分です。
  • 千吉 剪定ばさみ(楽天/Amazon) 根元から切って株を分けるときに使っています。
  • 大五郎 鞘付剪定鋸 生木用 270mm(楽天/Amazon) アイガーの大株の根元をギコギコと切り分けました。

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株分けとあわせて秋の手入れをするなら、古葉切り・肥料・夏バテ株の回復をまとめたこちらへ。
→ クリスマスローズ10月の管理|古葉切り・肥料・株分けと夏バテ回復