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こんにちわ、8月も終わりに近づいてきましたが、まだまだ暑い日が続いていますね。
我が家のバラもだいぶ夏バテ気味ですが、秋に向けて大事な作業「夏剪定」をしました。
結論
バラの夏剪定は、10月下旬〜11月上旬の秋バラをきれいに咲かせるための作業。
時期は樹形タイプで違う。シュラブ:8月中下旬/ハイブリッドティー:9月上旬/木立(フロリバンダなど):9月中旬。
切る量は、シュラブは今年伸びた枝の1/2〜1/3、ハイブリッドティー・木立は株全体の1/3。
黒星病で葉を落とした株と、今年植えた新苗は切らない(新苗は代わりに鉢増し)。
| 地域 | 茨城県(関東平地) |
|---|---|
| 作業日 | 2026年8月23日(シュラブの適期) |
| 対象 | ロサオリエンティス中心に11本(2〜3年目の地植えと、今年の新苗の鉢) |
| この記事の実例 | ダナヒュー/トロイメライ/シャンテ・ロゼ・ミサト/ブルームーン/クラバート/トリニティ |
夏剪定とは:秋の開花をそろえる作業
四季咲きのバラは、枝を切るとその下の芽が動き、伸びた枝の先に花を咲かせます。この性質を使って夏の終わりに株全体を切りそろえ、10月下旬〜11月上旬にいっせいに咲かせるのが夏剪定です。秋のバラは春より色が濃く、花もちが良いのが魅力です。
冬剪定のように株の形を作り直す作業ではなく、「花が咲く位置と時期をそろえる」ための剪定と考えてください。
時期と切る量は樹形タイプで決まる
| シュラブ(半つる性) | 8月中下旬に、今年伸びた枝の1/2〜1/3を切る。ロサオリエンティスの多くはこれ |
|---|---|
| ハイブリッドティー | 9月上旬に、株全体の1/3を切る |
| 木立(フロリバンダなど) | 9月中旬に、株全体の1/3を切る |
我が家はシュラブが中心なので、8月23日に作業しました。ハイブリッドティーや木立性の株をお持ちの方は、9月に入ってからで大丈夫です。遅くなりすぎると開花が11月後半にずれこみ、寒さで花が開きにくくなるので、9月中旬までには終えましょう。
実際の手順:ダナヒューの夏剪定
手順はデビッド・オースチンのダナヒュー(2年目・地植え・シュラブ)で紹介します。

①前回切った位置と、今年伸びた枝を確認する

まず、前回(春の花後)に切った位置と、そこから今年伸びた枝を確認します。バラは「切ったすぐ下の芽」から新しい枝を伸ばすので、前回の切り口を見ると株の反応が分かります。シュラブの場合、切るのはこの「今年伸びた枝」の1/2〜1/3です。
②充実した葉のすぐ上で切る

切る位置は、充実した5枚葉のすぐ上です。深く切るほど次の枝は太くなりますが、開花が遅れます。株全体の高さがそろうように、1本ずつ調整しながら切っていきます。
③内向きの細い枝は付け根から抜く

株の内側に向かう枝、鉛筆より細い枝は、残しても良い花が咲きません。付け根から切って、風通しを良くします。夏の蒸れ・黒星病の予防にもなります。
④芽(葉)の向きで、次に伸びる方向をコントロールする


新しい枝は、切り口のすぐ下の葉の付け根(芽)から、その葉が向いている方向に伸びます。基本は外向きの芽の上で切りますが、株全体で見て枝の向きがバラバラに(放射状に)なるように意識すると、秋に花が全方向に咲いてきれいです。
⑤太い枝の切り口には癒合剤を塗る

太い枝の切り口は、雨で病原菌が入ったり、枝が枯れ込んだりする入口になります。鉛筆より太い切り口には癒合剤を塗っておくと安心です。

品種ごとの判断:切った株・切らなかった株
トロイメライ(ロサオリエンティス・2年目):オベリスク仕立ては浅く


トロイメライはオベリスクに誘引しているので、深く切ると来年誘引する枝がなくなってしまいます。つる仕立て・オベリスク仕立ての株は、飛び出した枝先を整える程度にとどめます。
シャンテ・ロゼ・ミサト(デルバール・1年目):夏バテ気味なので浅めに


下葉が黄色くなって夏バテ気味だったので、葉をできるだけ残す浅めの剪定にしました。弱った株の葉は回復のためのエネルギー源なので、元気な株と同じ量を切ってはいけません。
ブルームーン(2年目):黒星病で葉がないので切らない


ブルームーンは黒星病で葉をほとんど落としてしまいました。ブルームーンはパテントが切れた昔ながらの品種(いわゆるノンパテ品種)で、黒星病への耐性は現代の品種ほど強くありません。じつは我が家の消毒は春先の1回だけですが、ロサオリエンティスやデビッド・オースチンといった最近のブランド品種は同じ管理でも葉がしっかり残っています。耐病性の進歩を実感する比較です。
葉がない株を剪定すると、養分を作る場所がさらに減って一気に弱ります。今年の夏剪定は見送り、まずは薬剤散布と水やり管理で葉の回復を待ちます。この株の立て直しは、別の記事で経過を報告する予定です。
新苗は「切らずに鉢増し」
今年の春に植えたクラバートとトリニティ(どちらもロサオリエンティス)は、夏剪定はしません。1年目は花より株づくりが優先で、葉は1枚でも多く残したいからです。
代わりにこの日は、根が回ってきた鉢の鉢増し(ひと回り大きい鉢への植え替え)をしました。





ポイントは2つです。
①根鉢を絶対に崩さない。根を切る植え替えは休眠期(冬)の作業で、生育期にやると株が枯れることがあります。根鉢ごとスポッと移すだけなら、真夏でも問題ありません。
②ひと回り(2号)だけ大きくする。8号→10号のように段階を踏むと、土がずっと湿りすぎず、根の張りが良くなります。
鉢増しのあとは、根張りを助けて栄養を補給するために、水やりに木酢液(薄めたもの)・メネデール・鉄がないと!!をローテーションで混ぜて与えています。肥料ではないので、植え替え直後の株にも安心して使えます。



剪定後の管理:肥料と水
剪定のあと1週間ほどしたら、秋の花のための追肥をします。
我が家では液肥(ハイポネックス原液)を規定倍率で2週間に1回、水やり代わりに与え、株の勢いが落ちているものには活力剤(リキダス)を併用しています。9月はまだ暑いので、固形肥料をどっさり置くより、液肥で少しずつのほうが根を傷めません。
水やりは、剪定直後は葉が減って蒸散が少なくなるので、土の表面が乾いてからたっぷり、を守ってください。
秋バラが咲くまでの流れ
- 剪定後 1〜2週間:切った位置のすぐ下の芽が赤く動き出す
- 3〜4週間:新しい枝が伸びて、先端に蕾が見える
- 10月下旬〜11月上旬:開花。気温が下がるぶん、春より色が濃く、花もちがよい
10月に秋バラが咲いたら、この記事に結果を追記します。
よくある失敗
樹形タイプを無視して一律に切る
シュラブをハイブリッドティーと同じ「株全体の1/3」で深く切ると、切りすぎになります。シュラブは「今年伸びた枝の1/2〜1/3」。自分の株のタイプを先に確認しましょう。
弱っている株まで一律に切る
今回のブルームーンのように、葉を落とした株は切るとさらに弱ります。株ごとに状態を見て、切らない判断も必要です。
新苗を大人の株と同じように剪定する
1年目の新苗は蕾を摘む程度にして、枝葉を残して株を育てます。やるべきは剪定ではなく鉢増しです。
まとめ
夏剪定は「自分の株の樹形タイプを確認 → シュラブは8月中下旬に伸びた枝の1/2〜1/3、ハイブリッドティー・木立は9月に株全体の1/3 → 弱った株と新苗は切らない」。まずは今週末、株の樹形タイプと葉の残り具合をチェックするところから始めてください。
使った道具
この記事の作業で実際に使っている道具・資材です。
- 千吉 剪定ばさみ(藤原産業)(楽天/Amazon)
- トップジンMペースト(癒合剤)(楽天/Amazon) 太い枝の切り口の保護に
- ハイポネックス原液(楽天/Amazon) 剪定後の追肥はこれを規定倍率で
- 木酢液(原液100%)(楽天/Amazon) 鉢増し後の水やりに薄めて
- メネデール(楽天/Amazon) 発根を助ける活力素
- 鉄がないと!!(楽天/Amazon) 二価鉄の補給に
- リキダス(活力剤)(楽天/Amazon) 夏バテ株・植え替え後の株に
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秋の花後は株が疲れています。鉢植えの株は根詰まりチェックを。
→ バラ栽培 – 梅雨前の鉢増し
