ジューンベリーの葉が丸まる|根詰まりを疑って9月に鉢増しした記録
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こんにちわ、9月に入って朝晩は少しだけ過ごしやすくなってきましたね。
今日は、葉が縦に丸まってきたジューンベリーの鉢を急きょ開けて、一回り大きい鉢に植え替えた記録です。
結論
ジューンベリーの9月は、鉢増し(今の鉢より一回り大きい鉢に植え替えること)をしてもよい時期です。ただ、生育が進んでいない株なら無理に鉢増しをする必要はありません。
それでも葉が縦に丸まってきたら、根詰まりや根腐れを疑って鉢を抜いて根を確認します。根に茶色い部分があれば、根腐れが始まっているサインです。この場合は大きすぎる鉢にはせず、一回りだけ大きい水はけのよい素焼き鉢に植え替えます。
やらないことは2つ。弱った株を大きすぎる鉢に植えることと、植え替え直後に追肥をすること。肥料は元肥だけにして、あとは様子を見ます。
| 地域 | 茨城県(関東平地) |
|---|---|
| 品種・年数 | ジューンベリー「リージェント」(矮性品種)・植え付け2年目 |
| 植え方 | 鉢植え(8号スリット鉢 → 9号素焼き鉢) |
| 作業日 | 2026年9月8日 |
ジューンベリーの鉢増しの時期|9月でもできるが、無理にはやらない
ジューンベリーは落葉樹(秋に葉を落とす木)なので、植え替えの基本は葉を落としてから芽が動くまでの休眠期です。ただ、暑さが落ち着いてくる9月は、根鉢(鉢の中で根と土がひとかたまりになったもの)を崩さない鉢増しならやってもよい時期だと考えています。この時期に鉢増しをしておくと、冬までにまだ根が伸びる時間があります。
とはいえ、我が家のジューンベリーは今年あまり生育が進んでいなかったので、正直なところ今年は鉢増しをするつもりがありませんでした。鉢増しは「根が鉢いっぱいに回って、次の鉢が必要になった株」にやるものなので、育ちが悪い株を大きな鉢に移しても、あまりよいことがないからです。
その予定が変わったのは、株をよく見たら葉が縦に丸まっているのに気がついたからです。
葉が縦に丸まる症状|根詰まり・根腐れを疑ったサイン

これが植え替え前の株です。ぱっと見は普通に見えますが、近づいてみると葉が船のように縦に丸まっているのがわかります。

葉が縦に丸まるのは、根から水が十分に吸えていないときに出やすい症状です。水切れでも出ますが、この株は水やりを欠かしていなかったので、原因は土の中にあると考えました。鉢植えで根から水が吸えなくなる原因は、大きく2つあります。
- 根詰まり:根が鉢の中でいっぱいになって、水も空気も入らなくなっている
- 根腐れ:水はけが悪くて根が傷み、水を吸う力が落ちている
どちらなのかは、鉢を抜いて根を見ないとわかりません。そこで急きょ、鉢を開けてみることにしました。
鉢を抜いて根を確認|根は回っていたが、茶色い根も混ざっていた

鉢から抜いてみると、根は一応、鉢の底まで回っていました。ただ、根鉢の表面が白い根でびっしり覆われるような「ぎしぎし」の状態ではなく、根詰まりと言うほどではありませんでした。
気になったのは根の色です。元気な根は白いのですが、この株は白い根ばかりではなく、ところどころに茶色い根が見えました。茶色くなった根は傷んでいる根なので、おそらく根腐れが少し始まっていると判断しました。
この結果から、今回の方針は次のように決めました。
- 根詰まりではないので、鉢は大きくサイズアップしない。8号から9号への一回りだけ
- 根腐れの気配があるので、水はけと通気のよい素焼き鉢に変える
- 肥料は元肥だけ。傷んだ根に追肥は与えない
鉢増しの手順|9号の素焼き鉢に、元肥と腐植とミリオンで植え替え
①一回り大きい素焼き鉢を用意する
今回は8号のスリット鉢から9号の素焼き鉢に変えました。素焼き鉢は鉢の壁から水分が抜けていくので、プラスチック鉢より土が乾きやすく、風通しもよくなります。生育がよくない株、根腐れが心配な株には向いている鉢です。
「大きい鉢のほうが根が伸びる余地があってよさそう」と思いがちですが、根が少ない株を大きな鉢に植えると、根が届かない部分の土がいつまでも湿ったままになって、かえって根腐れが進みます。一回りだけが鉄則です。
②用土は赤玉土・鹿沼土・バーク堆肥。元肥と腐植、ミリオンを少し混ぜる
用土は赤玉土4割・鹿沼土2割・バーク堆肥4割を混ぜたものです。鹿沼土を入れているのは水はけをよくするためで、根腐れの気配がある株には多めにしています。ここに有機石灰とゼオライトを少量、それから元肥(植え付けのときに土に混ぜておく肥料)としてマグァンプK(ゆっくり効く緩効性の化成肥料)を混ぜ込みました。腐植(ふしょく。土をふかふかにする有機物の資材で、我が家では特に決まった銘柄はありません)も少し加えています。
もうひとつ、植え付けるときに鉢の底にだけ有機肥料を入れました。有機肥料は根に直接触れると根を傷めることがあるので、根鉢が当たらない鉢底に限って入れ、上の用土には混ぜていません。
さらに、念のためミリオン(珪酸塩白土)を少しだけ入れました。ミリオンは根腐れの防止に使う白い粒状の土壌改良材で、弱った根の周りの環境を整えてくれます。量はほんの少しで十分です。
③根鉢は崩さずに植え付け、枯れ込んだ枝を落とす
根鉢は崩さず、そのまま新しい鉢に入れて、周りに用土を足します。9月はまだ木が活動している時期なので、根をいじりすぎないのがポイントです。
植え付けたあと、先端が枯れ込んでいた枝を枯れた部分だけ少し落としました。強い剪定はしません。枯れた枝を残しておくと、そこから傷みが広がることがあるので、そこだけ取り除くイメージです。

④植え替え後は追肥をせず、様子を見る
植え替え後は、たっぷり水を与えたらあとは様子を見るだけです。肥料は元肥だけにして、追肥はしません。傷んだ根は肥料を吸える状態ではないので、ここで肥料を足すと逆効果になります。新しい葉が丸まらずに開いてくれば、根が回復してきたサインです。
我が家のジューンベリーは「リージェント」|小さくて1本で実がなる品種
我が家で育てているのは「リージェント」という品種です。ジューンベリーの中では矮性(わいせい。木が大きくならない性質)の品種で、樹高が抑えられるので鉢植え向きです。
リージェントを選んだ理由は、次の3つです。
- 1本でも実がなる(受粉用の木がいらない)
- 暑さにも寒さにも強い
- 小さくまとまるので、鉢植えでも場所を取らない
庭が広くなくても育てやすい、とてもおすすめの品種です。我が家の株はまだ小さく、収穫はこれからですが、今回の植え替えで持ち直してくれることを期待しています。
よくある失敗
葉が丸まっているのに水やりを増やしてしまう
葉が丸まると「水が足りないのかな」と思って水やりを増やしたくなります。ただ、原因が根腐れの場合は、水を増やすとさらに根が傷んで悪化します。水やりをしているのに葉が丸まるなら、まず鉢を抜いて根を見るのが先です。
弱った株を大きすぎる鉢に植え替えてしまう
「せっかく植え替えるなら大きい鉢に」と、根の量に対して大きすぎる鉢に植えると、土が乾かず根腐れが進みます。根詰まりしていない株の鉢増しは一回りだけ。今回の8号から9号のように、少しずつ大きくしていきます。
植え替え直後に肥料を与えてしまう
弱った株を元気にしようと、植え替えてすぐに追肥をするのも失敗しやすいところです。傷んだ根は肥料を吸えないので、肥料が根をさらに傷めます。肥料は元肥だけにして、新しい葉が出てくるまでは待ちます。
まとめ
今週末やることは1つだけ。鉢植えのジューンベリーの葉が縦に丸まっていないか確認する。丸まっていたら鉢を抜いて根の色を見て、茶色い根があれば一回り大きい素焼き鉢に植え替えます。元気な株はそのまま、落葉期の植え替えを待てば大丈夫です。
使った道具と苗
この記事の作業で実際に使っている道具と、我が家で育てている品種の苗です。
- ミリオン(珪酸塩白土)(楽天/Amazon) 根腐れ防止のために用土に少し混ぜた土壌改良材。弱った株の植え替えに
- 腐植(腐植資材)(楽天/Amazon) 用土に少し混ぜた有機物の資材。土をふかふかにして根の張りを助けます。銘柄は問わず、手に入るもので大丈夫です
- 千吉 剪定ばさみ(楽天/Amazon) 枯れ込んだ枝を落とすのに使いました。果樹全般の剪定で使っている定番のはさみです
- ジューンベリー「リージェント」の苗木(楽天/Amazon) 我が家で育てている品種。1本で実がなり、鉢植えでも小さくまとまります。ポット苗の大きさは店によって違うので、検索結果から選んでください
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