レモンとユズの秋枝剪定|実のある木と2年目の若木の切り方
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こんにちわ、10月に入り、柑橘の収穫が楽しみな季節になりましたね。
8月末にレモンの夏枝を整理してから約1か月、枝先には新しい秋枝(秋に伸びる枝)が出てきました。
実のある木で秋枝を残すと、枝を伸ばすほうへ栄養が回り、やわらかい葉は害虫の被害も受けやすくなります。
夏に剪定したからと安心せず、10月上旬にもう一度、株全体の秋枝をチェックしておきたいところです。
今日は、3年目のレモンの秋枝を付け根から取り、2年目のユズは枝を残して切り戻した作業を紹介します。
木の年数と枝数を見ながら、収穫を迎える木と、これから株を作る若木に合う剪定をしていきましょう。
結論
レモンとユズの秋枝剪定は、株が育って枝数のある木なら、10月上旬に秋枝をすべて付け根から切るのが今回のやり方です。やわらかい新枝の害虫被害を減らし、枝を伸ばすほうへ栄養が偏るのを抑えるためです。
ただし、枝数の少ない若木は別です。今回の2年目のユズは枝を育てるため、混み合う枝だけを抜き、長く伸びた枝は半分ほどに切り戻しました。
やることは3つ。①育ったレモンは秋枝をすべて付け根から切り、特に上部の勢いの強い枝を見逃さない、②若いユズは葉の付く節の上で切り戻し、枝が重ならない形に整える、③レモンの鉢に生えた雑草を取る。
やらないことは2つ。枝数の少ないユズまで秋枝を全部抜くこと(株を作る枝葉が減るため)と、剪定後の10月に肥料を追加すること(冬に向けて枝を伸ばし続けないようにするため)。次の施肥は11月に、今年最後のお礼肥を少量与える予定です。
レモンもユズも、秋枝を整理する基本の考え方は同じです。切り方を変えるのは、木の種類ではなく、植え付けてからの年数や枝数、株の育ち方によるためです。今回は、株が育った3年目のレモンと、まだ枝を増やしている2年目のユズを剪定しました。
| 地域 | 茨城県(関東平地) |
|---|---|
| レモン | リスボン。植え付け3年目・10号鉢・結実中 |
| ユズ | 木頭。植え付け2年目・鉢植え。枝数を増やしている若木 |
| 作業日 | 2026年10月3日 |
夏枝整理から約1か月、秋枝を切る理由
8月末にレモンの夏枝を整理した記事を書いたとき、これから伸びる秋枝も整理するとお伝えしました。今回は、その後およそ1か月で伸びてきた枝を切った報告です。
秋枝(秋に新しく伸びる枝)はまだやわらかく、害虫の被害を受けやすいので、葉も一緒にチェックしました。レモンにはアブラムシが付いている葉や、食べられた形跡があちこちにありました。この新しい枝を残して伸ばすより、付け根からまとめて取り除くことにしました。
見分ける手掛かりは、新しく伸びたやわらかい枝と、三角形のように角ばった断面です。前の記事で紹介した夏枝と同じように、秋枝も角ばっています。どの枝を切るか迷ったら、古い枝から新しく伸びている部分をたどってみてください。
レモンは秋枝を付け根から切る
①実のある枝と、新しい秋枝を確認する

剪定前のレモンは、果実がかなり大きくなり、これから黄色く色付くのを待つ段階です。まず実のある枝を確認して、その周りや枝先から新しく伸びた秋枝を見ていきます。
秋枝はこの1か月ほどで伸びてきた部分なので、古い枝と比べると見つけやすいです。やわらかさと枝の角ばりを見ながら、切る枝の付け根までたどります。
②秋枝をすべて付け根から切る

このレモンの秋枝は、向きにかかわらずすべて付け根から切り取ります。葉にアブラムシや食害のあった新しい枝も、枝ごと取り除きました。

秋枝をすべて取るなかで、特に見逃したくないのが、木の上のほうからまっすぐ上へ伸びる勢いの強い秋枝です。こうした勢いの強い枝を残すと、枝を伸ばすほうへ栄養が偏りやすいからです。横から見える枝を切ったら、上のほうにも目を向けて、同じように付け根から取り除きます。
③鉢の雑草を取り、全体を見直す

枝を切り終えたら、鉢に生えていた雑草もきれいに取りました。最後に株全体を見て、秋枝を取り残していないか、特に木の上部を確認して、レモンの作業は終わりです。10月上旬の今回は、剪定と草取りまでにして肥料は与えませんでした。
2年目のユズは、枝を残して切り戻す
もう1本のユズは植え付け2年目で、まだ枝数が少ない木です。8月には夏枝を切らずに残していたので、その枝が長く伸び、さらに秋枝も出てきています。今回は枝を増やすために、混み合う枝を抜き、長い枝を切り戻すことにしました。
①混み合う場所を見て、抜く枝を決める

枝を残したい若木でも、混み合っている場所は枝を抜いて整理します。伸びた枝を全部付け根から落とすと、株を作る枝葉まで減ってしまうからです。まず全体を見て、重なる場所と、これから伸ばす枝を分けました。
②長い枝を半分ほど、節の上で切る

長く伸びている枝は、半分ぐらいの長さを目安に切り戻しました。切り戻しは、枝を途中で短くして、残した部分から新しい枝を伸ばす切り方です。今回のユズは、枝数を増やしながら形を作りたいので、この方法にしています。

切る場所は、節(葉が付いているところ)のすぐ上です。葉の付け根にある芽から次の枝が伸びるので、周りの枝と重なりにくい向きの芽を残します。長さを半分にすることだけで決めず、隣の枝とのバランスも見ながら切りました。上のほうへ勢いよく伸びた枝も見逃さず、同じように切り戻しました。

10月は施肥を休み、11月に少量のお礼肥
剪定が終わったからといって、その場で肥料を足していません。我が家では10月はレモンもユズも施肥を休み、次は11月に与える予定です。実のあるレモンは収穫期に入るのを待ち、今年最後のお礼肥(収穫の時期に株へ与える肥料)を少しだけ与えます。
11月に使う予定なのは、すぐに効く化学肥料を少量です。冬が来る前に取り込ませて、真冬まで肥料を効かせ続けないようにするためです。レモンもユズもこの考え方で管理し、冬の間は施肥を休みます。
冬を乗り切ったら、春先に有機肥料を与えるサイクルに戻します。今回の10月の作業、11月のお礼肥、翌春の施肥を分けておくと、剪定のついでに肥料を足しすぎずに済みます。
緑のレモンから、味の変化を楽しむ
大きくなったレモンを見ると、黄色くなるまで待ちたくなりますが、緑色の果実でも収穫して食べられます。酸味を楽しみたいときは緑のうちに、熟した味わいを楽しみたいときは晩秋に黄色く色付いてから、と少しずつ収穫するのもおすすめです。
せっかく自分で育てているなら、同じ木の実でも収穫する時期による味のグラデーションを楽しめます。緑のうちから晩秋に黄色く色付く時期まで、少しずつ収穫して、酸味や甘みの感じ方を比べてみてください。
柑橘の秋枝剪定でよくある失敗
若いユズまで秋枝を全部抜いてしまう
今回のレモンと同じように、枝数の少ないユズまで秋枝を全部付け根から取ると、これから株を作る枝葉が減ってしまいます。今回の2年目のユズは、混み合う枝だけを抜き、長い枝は半分ほどに切り戻しました。木の年数や枝数に合わせて、育った木の枝整理と若木の枝づくりを分けるのが大切です。
上へ伸びる枝を見落としてしまう
手の届きやすい横の枝だけ見ていると、レモンの上のほうに出た勢いの強い秋枝を残しやすいです。枝を伸ばすほうへ栄養が偏らないよう、秋枝はすべて付け根から取り、最後に木の上部の取り残しも確認します。
剪定のついでに10月の肥料を足してしまう
枝を切ったあとに肥料まで追加すると、冬に向けて落ち着かせたい時期に枝の伸びを促すことになります。今回の2本は10月の施肥を休み、11月に化学肥料を少量与える予定です。剪定した日と肥料を与える日を分けて管理します。
まとめ|今週末やること
夏枝を整理したあとも、秋には新しい枝が伸びてきます。今回の3年目のレモンは秋枝をすべて付け根から取り、まだ枝数の少ない2年目のユズは枝を残して切り戻しました。肥料はどちらも10月には与えず、11月のお礼肥まで待ちます。
今週末やることは1つ。柑橘を一周見て、新しく伸びた秋枝と木の上部を確認する。木の年数と枝数、株の育ち方を見て、秋枝をすべて付け根から取るか、枝を残して切り戻すかを判断しましょう。
使った道具
次に読む
今回の約1か月前、レモンの夏枝を整理し、若いユズの枝を残したときの記録です。夏枝と春枝の見分け方も写真で紹介しています。
→ レモンの夏枝・秋枝は切る|見分け方と切らない場合・9月の肥料
