野菜

モロヘイヤ – 夏のネバネバ野菜

こんにちわ、すっかり梅雨になりました。
ちょっと気分もどんよりする今日この頃です。

皆さん、夏野菜は何をやられていますか?
早い人だともう収穫をした人もいるのではないでしょうか。

今回は最近人気が上がりつつあるネバネバ系の野菜を紹介したいと思います。

夏のネバネバ系の野菜と言えば、オクラがかなり認知度の高い野菜だと思います。
このオクラの隠れていますが、モロヘイヤというネバネバ野菜があるのをご存じでしょうか。

スーパーでもたまに見かけるのですが、葉を食べる野菜です。
茹でることにより、ネバネバが出てきて、ご飯と一緒に食べると最高に美味しいんです。

このモロヘイヤという野菜ですが、歴史はかなり古く、なんと古代エジプトで食べられており、野菜の王様とも呼ばれておりました。
日本に持ち込まれたのは、意外と最近で昭和後期の頃です。
カロテン、ビタミンと栄養価が非常に高く、また栽培が簡単ということで一気に全国に広まったそうです。

苗の植え付けですが、ちょうど今が適期で、7月まで植え付けられます。
夏から秋の中頃まで収穫でき、切った茎がどんどん分枝するので、次々に収穫できます。
苗が大量に欲しい場合は種で簡単に発芽させることもできますが、初めての方はまずは試しに苗から育ててみましょう。

それではモロヘイヤの育て方を解説していきます。

苗作り

初めての方は苗から育てた方がお手軽で確実なので、まずはそちらから試してほしいですが、苗作りの流れも説明しておきます。

モロヘイヤの種まきは5月に入ってからちょうど良いでしょう。
セルトレイやポットに種まき用の土を入れて、種をまきます。
くれぐれも普通の培養土は使わないようにしましょう。
栄養のある土では、発芽率が悪くなります。

↓セルトレイに種まきしました。
バーミキュライトのような水持ちの良い土をかぶせると発芽率が良くなります。

↓芽がしっかりと出てきたら、ポット上げをしましょう。
 このときの土は通常の培養土で良いです。

ポット上げして、3-4日して根付いたら、液肥をあげると良いです。
苗の成長が早まります。

↓余裕があれば、さらに数日後に一回り大きいポットに、鉢増ししてあげると良いです。
 大きく、しっかりとした株に育ちます。

植え付け

モロヘイヤの植え付けは6~7月に行います。
地植え、鉢植えのどちらでも大丈夫ですが、数が欲しい場合は地植えの方が管理になります。

↓苗を育てることができたら、植え付けです。
苗を購入される方はここからスタートになります。

苗の状態で、1回ピンチ(茎の先端を切る)を入れておくのがポイントです。
早い段階でピンチしておくと、株元から分枝して良い大きい株になります。

↓苗が準備できたら、植え付けしましょう。
地植えする場合はこのようにビニールマルチを張っておくがおすすめです。
夏場は特に雑草が良く生えるようになるので、マルチを張って防止しておくと管理がかなり楽になります。

まだまだ小さい苗ですが、すぐに大きく成長します。
モロヘイヤの茎は丈夫なので、支柱は必要ありません。

収穫

大きく育ったらいよいよ収穫です。
モロヘイヤは葉と茎を食べることでき、収穫した後、何度も生えてくるので、秋までずっと収穫し続けることができます。

↓植え付けてから、数日するとこんなに大きくなります。(違う場所の花壇なので、マルチはありません。)

↓茎を見ながら、新しい芽が出ている場所の少し上を切って、収穫していきます
株元から切ってしまうと、成長が遅くなるので、少し葉を残して、新しい芽がすぐに成長するようにしましょう。

↓収穫したら、葉と茎に分けます。

↓モロヘイヤの茹で方ですが、葉は茎から外して、茎は柔らかい部分を刻みます。
沸騰したお湯に茎を最初に入れて1分間、葉は後から入れて30秒ほど茹でればOKです。
お湯から取り出し、水でしめて、最後に手で水分を軽く絞れば完成です。

今後の管理

モロヘイヤの管理は非常に楽です。
次の3点だけやっておけば大丈夫です。

定期的に草抜きをして、雑草に栄養を取られないようにすること。
月に1回追肥を行い、栄養分の補給をすること。
伸びたら、収穫して、新しい芽を出せること。

秋になって、株が自然と枯れてくるまでこの管理を続ければ、モロヘイヤを楽しむことができます。

最後に

いかがだったでしょうか?
モロヘイヤは管理が楽でほぼ失敗することがない夏野菜です。
栄養価も高く、美味しいので、家庭菜園にぜひ取り入れて見て下さい。

この夏も暑いので、ネバネバ野菜でしっかりと栄養を取って乗り切っていきましょう!