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こんにちわ、9月に入りましたが、まだまだ暑い日が続いていますね。
今日は、我が家で育てているクレマチス4品種の夏後の切り戻し(いわゆる夏剪定)をしたので、その記録です。

結論

クレマチスは9月上旬に蕾や種がついた枝先を浅く切り戻して誘引しておくと、10月中旬〜下旬に秋の花を咲かせられる。我が家では秋バラと同じタイミングの開花を狙っています。

やることは3つ。①蕾と種がついている先端だけを浅く切る、②混み合っている枝は本数を減らす、③切ったあとに肥料と液肥をあげてしっかり誘引する。

やらないことは2つ。深く切ること(花が上がらなくなる)と、夏の暑さで弱った株を切ること。弱った株は肥料をやめて、土の改善と活力剤で回復させるのが先です。

地域茨城県(関東平地)
品種アフロディーテ・エレガフミナ/ロウグチ(今回切り戻し)
白万重/レッド・パッション(弱っているので今回は切らない)
植え方鉢植え(鉢ごと地面に埋めて管理)
作業日2026年9月3日

我が家のクレマチスは「鉢ごと地面に埋める」で育てている

作業の前に、我が家のクレマチスの育て方を紹介しておきます。4品種とも鉢植えなのですが、鉢を地面に埋めるようにして置いています

ブロック塀の前で鉢植えのまま地面に置き、竹の支柱に誘引したクレマチス・アフロディーテエレガフミナ
切り戻し前のアフロディーテ・エレガフミナ。鉢のまま地面に置いて、竹の支柱に誘引しています。左隣はバラです

鉢植えにしている理由は、クレマチスが移植(植え替え)をとても嫌う植物だからです。根に多くの水分を含んでいる植物で、植え替えで根を切ってしまうと一気に弱ってしまいます。なので基本は鉢植えで育てて、なるべく根をいじらないようにしています。

ただ、鉢植えは夏の水やりがとにかく大変です。そこで鉢を地面に埋めるようにして、少しでも土から水分をもらえるようにしています。鉢の底や側面が土に触れているだけでも、乾き方がだいぶ違います。

ここ数年でそれぞれの置き場所が決まってきたので、来年からは地植えに移していくつもりです。その様子もまた記事にしようと思います。

9月上旬に切り戻す理由|10月中旬〜下旬の秋バラと一緒に咲かせる

クレマチスの中でも、アフロディーテ・エレガフミナやロウグチのような新枝咲き(その年に伸びた新しい枝に花をつけるタイプ)で四季咲き性のある品種は、花が終わったあとに切り戻すと、そこからまた新しい枝が伸びて花をつけます。

夏の間は暑さで一度お休みしますが、9月上旬に切り戻しておくと、涼しくなる10月中旬〜下旬に秋の花が咲きます。我が家ではこの時期がちょうど秋バラの開花と重なるので、バラとクレマチスを同時に楽しめるように、このタイミングで剪定しています。

切り戻しから開花まで1か月半くらいかかるので、9月中旬を過ぎると開花が11月にずれ込んで、寒さで花が小さくなったり咲ききらなかったりします。9月上旬のうちにやってしまうのがポイントです。

切り戻しの手順|蕾と種がついた先端だけを浅く切る

ここからは実際の作業です。一番大事なのは「浅く切る」こと。深く切ってしまうと枝を伸ばし直すのに時間がかかり、秋に花が上がらなくなってしまいます。

①枝先を見て、蕾と種がついているところを確認する

まず枝先をよく見ます。この時期のクレマチスは、夏に咲いた花のあとに綿毛のような種ができていて、その近くに次の小さな蕾もついています。株は種を作ることに栄養を使ってしまうので、ここを落として、新しい枝と花に栄養を回してあげます。

クレマチス・アフロディーテエレガフミナの枝先。紫の小さな蕾と綿毛状の種がついている
アフロディーテ・エレガフミナの枝先。紫色の小さな蕾と、白い綿毛のような種が混ざってついています
クレマチス・ロウグチの枝先。オベリスクの先端に紫のベル型の花と種がついている
ロウグチの枝先。まだ紫のベル型の花が咲いていますが、その横で種ができ始めています

②蕾と種がついている先端だけを、浅く切る

蕾と種がついている先端を、その少し下の葉の上で切ります。切るのはあくまで先端だけで、枝の途中まで深く切り込みません。バラの夏剪定のように株全体を3分の1切るようなイメージではなく、「花がらと種を落とす」くらいの感覚です。

芽切鋏でクレマチスの蕾と種がついた枝先を浅く切るところ
蕾と種がついた先端を、芽切鋏で浅く切ります。細い枝なので芽切鋏のほうが狙いやすいです
切り落としたクレマチスの枝先。蕾と綿毛状の種がついた短い枝が数本
切り落とした枝先です。このくらいの長さしか切っていません。蕾と種がついた部分だけを落としています

③混み合っている枝は本数を減らす

ロウグチのように枝数が多く出る品種は、オベリスクの中で枝が重なって混み合ってきます。こういう場所は細い枝や内側に向いている枝を付け根から落として、本数を減らします。風が通るようになって蒸れにくくなりますし、残した枝に栄養が集中して花つきもよくなります。

オベリスクの中で混み合ったクレマチス・ロウグチの枝を芽切鋏で間引くところ
ロウグチの混み合った部分。重なっている枝を間引いて、本数を減らします

④切ったあとは誘引と、肥料・液肥・木酢液

切り終わったら、伸びている枝を支柱やオベリスクにしっかり誘引し直します。クレマチスは葉柄(葉の付け根の柄の部分)で自分から絡みつきますが、夏の間に伸びて浮いている枝は麻ひもで留めておきます。

そして今回切り戻した2株には、ここからしっかり枝を出してほしいので、肥料と液肥の両方をあげました。株元にはIB化成(ゆっくり効く緩効性の固形肥料。我が家はIBのチカラを使っています)を置き肥して、液肥はハイポネックス原液を規定どおり500倍に薄めてたっぷりと。ついでに木酢液も散布しています。

品種ごとの判断|切った2株と、切らなかった2株

今回4品種すべてを切り戻したわけではありません。夏の暑さで弱っている株は切らないと決めて、品種ごとに判断しました。

アフロディーテ・エレガフミナ|浅く切って秋花を狙う

夏を元気に越えてくれたので、蕾と種がついた先端を浅く切りました。竹の支柱に誘引し直して、肥料と液肥をあげています。

切り戻しと誘引を終えたクレマチス・アフロディーテエレガフミナ。竹の支柱にすっきり収まっている
切り戻し後のアフロディーテ・エレガフミナ。枝先を落として誘引し直しただけなので、見た目はあまり変わりません。これでいいんです

ロウグチ|先端の切り戻しと、混み枝の間引き

ロウグチはまだ紫のベル型の花がちらほら咲いていましたが、種もでき始めていたので同じように先端を切りました。こちらは枝数が多いので、オベリスクの中で混み合っている枝も間引いています。

切り戻し前のクレマチス・ロウグチ。黒いオベリスクに絡んで枝が茂っている
切り戻し前のロウグチ。オベリスクの中で枝が混み合っています
切り戻しと間引きを終えたクレマチス・ロウグチ。オベリスクの中がすっきりしている
切り戻し後のロウグチ。先端を落として混み枝を間引いたので、風が通るようになりました

白万重|枯れ込んだ枝を切るだけにした

白万重も四季咲き性があるので本来なら切り戻したいところなのですが、今年は夏の暑さと蒸れでかなり弱ってしまいました。葉もだいぶ落ちています。この状態で切り戻すと株にさらに負担をかけるので、枯れ込んでいる枝を取り除くだけにして、本格的な夏剪定は見送りました。

夏の暑さで葉が落ちて弱ったクレマチス・白万重。竹の支柱に木質化した古い枝が残っている
夏後の白万重。暑さと蒸れで葉がほとんど落ちてしまいました。枯れ込んだ枝を切るだけにして、回復を待ちます

弱ったレッド・パッションの回復作戦|肥料はやらない

4品種の中で一番ダメージが大きかったのがレッド・パッションです。夏の暑さと蒸れで葉が茶色く枯れ込んで、緑の葉がわずかに残っているだけになってしまいました。

夏の暑さで葉が茶色く枯れ込んだ鉢植えのクレマチス・レッドパッション
夏後のレッド・パッション。葉が茶色く枯れ込んで、緑の葉がほとんど残っていません

こういう弱った株にやってしまいがちなのが「肥料をあげて元気にしよう」ですが、弱った株に肥料は逆効果です。根が弱っているところに肥料分が加わると、根がさらに傷んでしまいます。我が家では次の4つで回復を目指しています。

  • 切り戻しはしない。枯れた枝葉を取る程度にとどめて、伸びている枝は支柱に誘引しておく。
  • 肥料はやめて、ミリオン(珪酸塩白土)を土に入れる。根腐れを防いで土の中の環境を整えるのが目的です。
  • 活力剤で栄養を補う。肥料の代わりに活力剤で、弱った根に負担をかけずに養分を補給します。
  • 乾かし気味にして、日陰か半日陰で管理。直射日光の当たる場所から鉢を移して、水のやりすぎにも気をつけます。
鉢の土の表面にミリオン(珪酸塩白土)の白い粒を置き、伸びた枝を緑の支柱に誘引したクレマチス・レッドパッション
伸びていた枝を支柱に誘引して、土の表面にミリオンを入れました。白い粒がミリオンです。このあと日陰に移動します

クレマチスは根さえ生きていれば復活する力のある植物なので、あわてて手をかけすぎず、涼しくなるのを待ちます。

よくある失敗

深く切りすぎて、秋に花が咲かない

「切り戻し」と聞いてバラのように大きく切ってしまうと、秋までに枝を伸ばし直す時間が足りず、花が上がらなくなります。9月の切り戻しは蕾と種がついた先端を落とすだけ。物足りないくらいで十分です。

弱った株に肥料をあげて、さらに弱らせる

夏の暑さで葉が枯れ込んだ株は、根も弱っています。そこに肥料をあげると根が傷んで、回復どころか枯れてしまうことがあります。弱っている株は肥料ではなく、ミリオンと活力剤、乾かし気味の管理で様子を見ます。

植え替えで根を傷めて、一気に枯れる

クレマチスは移植を嫌う植物です。「弱っているから土を替えよう」と根をほぐして植え替えると、根を切ったところから一気に弱ります。植え替えは、根鉢を崩さずに一回り大きい鉢にそのまま入れる「鉢増し」にとどめるのが安全です。

まとめ|今週末やること

今週末はまず、元気なクレマチスの枝先を見て、蕾と種がついている先端だけを浅く切る。これだけやっておけば、10月の秋花が狙えます。弱っている株は切らずに、日陰に移して肥料を止めるところから。

我が家では10月中旬〜下旬の開花を待って、秋バラと一緒に咲いた様子をまた記事にしようと思います。

使った道具

この記事の作業で実際に使っている道具・資材です。

  • 岡恒 芽切鋏楽天Amazon) クレマチスの細い枝先を狙って切るのに。長く愛用してきた定番です
  • 千吉 剪定ばさみ(藤原産業)楽天Amazon) 白万重の枯れ込んだ太い枝を落とすのに
  • IBのチカラ グリーンそだちEX(花ごころ)楽天Amazon) 切り戻した2株の株元に置き肥したIB化成
  • ハイポネックス原液楽天Amazon) 切り戻し後の液肥に。規定どおり500倍希釈で
  • 木酢液(原液100%・紀州備長炭)楽天Amazon) 剪定後に薄めて散布
  • メネデール楽天Amazon) 弱ったレッド・パッションに肥料の代わりに与えている活力剤
  • ミリオン(珪酸塩白土)楽天Amazon) 弱った株の根腐れ防止と土の環境改善に

記事に登場したクレマチスの苗はこちらです。我が家のクレマチスは楽天の花の王国と園芸ネットプラスで購入しています。レッド・パッションは楽天で見つからなかったので載せていません。

  • クレマチス「アフロディーテ・エレガフミナ」楽天) 我が家の株は花の王国で購入した5号鉢の2年生苗です。インテグリフォリア系の新枝咲きで、濃い紫の花がよく咲きます
  • クレマチス「ロウグチ(篭口)」楽天) 紫のベル型の花。同じインテグリフォリア系で枝数が多く、オベリスク向きです
  • クレマチス「白万重(シロマンエ)」楽天) 白から淡い緑に変わる八重咲き。夏の蒸れには少し弱いので風通しのよい場所に
  • クレマチス「水面の妖精」楽天) この記事には出てきませんが、園芸ネットプラスで買って実家で育てている品種です。淡い紫の八重咲きで、毎年きれいに咲いてくれています

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クレマチスと同じ10月中旬〜下旬の開花を狙う、バラの夏剪定の記事です。両方をこの時期に済ませておくと、秋の庭が一気に華やかになります。
バラの夏剪定のやり方と時期|秋バラをきれいに咲かせる剪定