野菜

サツマイモ栽培 – つる苗作り

先日、ホームセンターでサツマイモつる採り用の苗を見かけました。今年はつる苗を買って、サツマイモを育てようと思っていましたが、せっかくなのでつる苗を作るところからやってみようと思います。
これからサツマイモ栽培を始めようと考えている人は参考にしてみて下さい。

↓花の大和の苗を見つけました。こんなのも作ってるんだなぁ。

サツマイモ栽培について

サツマイモは5〜7月に植え付けを行い、秋に収穫します。

サツマイモ栽培で最もポピュラーな方法がつる苗を買ってきて植え付ける手法です。これはサツマイモのつるなのですが、そのまま土に植え付けておけば、サツマイモができます。このつる苗は1本数十円とコストもかからず、たくさん植え付けることができますが、デメリットもあります。このつる苗自体、日持ちしないので、お店からすぐなくなったり、苗が老化して弱ったりするので、良いつる苗の入手が難しかったりします

そこでサツマイモの親株を事前に栽培して、元気なつる苗を作るということができます。これは購入したつる苗を植え付けたり、昨年のできたサツマイモを種芋にして植え付けたりすることで育てることができます。つる苗、種芋から株の状態するまで時間がかかります。今回紹介するつる採り用の苗が売っていることがありますので、これを購入すれば時間短縮になります。

親株が手に入らなかった人も5月からつる苗がお店に出てくると思いますので、鉢植えや露地で再育苗して親株を育ててみて下さい。

サツマイモ栽培の流れ

  1. 親株の植え付け
  2. つる苗の採集
  3. つる苗の植え付け
  4. 収穫

親株の植え付け

根切り

サツマイモは根張りが非常に強い野菜なので、根を切ってから植え付けをした方が根が良く張るようになります。
早速苗の状態を確認してみましょう。


思ったより太い根や茶色の根(切ったほうが良い根)が少なく、良い状態でした。
紫色の根が見えますが、これがイモのもとになる根です。
紫色の根や太い根を切って、下側の1/4程度をカットします。(半分くらいまでならカットして良いです。)

植え付け

鉢を準備して、苗を植え付けます。土は市販培養土に元肥(マグァンプK)を混ぜたものを使います。


6号スリット鉢に植え付けました。黄色くなった葉は取り除き、根を切っているので少し葉を落としましょう。その後、株を4〜5節を残して、先端を切ります(摘心します)。
サツマイモの場合、節ごとに葉が1枚つくので、葉を目安にするとわかりやすいです。
この株はまだ3節目までしかないので、もう少し育ててから摘心します。
もう一つの別の株は育っていたので下に載せます。


こんな感じで摘心します。

今後の作業

摘心すると各節から子づるが伸びてくるので、子づるが8〜10節になったところで、2節を残して切り取るとつる苗(6〜8節)の完成です。このつる苗を1〜2時間ほど日に当ててから、土に植え付けると元気に育っていきます。いきなり植え付けずに一度を日に当てて弱らせることで根を大きく育てようとします。

ツル苗の採り方、植え付けの記事はこちら