果樹

ブルーベリーの秋の管理|収穫後から冬までの肥料・植え替え・準備

※本記事にはアフィリエイト広告(商品リンク)を含みます。紹介しているのは実際に我が家で使っている商品だけです。

こんにちわ、朝晩は少しだけ涼しくなってきましたね。
収穫が終わったブルーベリー、そのままになっていませんか。秋からの過ごし方で、来年の花芽の数と実の大きさが決まります。

結論

収穫後のお礼肥がまだなら早めに。新苗は8月中旬〜9月上旬までに。生育シーズンのうちに栄養を蓄えさせ、休眠期に肥料を残さないのが基本。

10月は何もしない。水やりを減らして、枝先の花芽を観察する。

鉢増しの適期は8月下旬〜9月中旬(9月からの生育シーズンに根を張らせるため)。真夏の植え替えは避ける。根を崩す「植え替え」は落葉後(11月〜2月)。

株元のピートモスマルチングは秋も厚く保つ。

地域茨城県(関東平地)
栽培ハイブッシュ系・ラビットアイ系あわせて7本、すべて鉢植え
作業日2026年8月23日(マルチング補充・鉢増し)

秋〜冬の作業カレンダー

  • 8月下旬〜9月:夏剪定の残りを最優先で済ませる/お礼肥/鉢増し/マルチングの補充と水切れ対策
  • 10月:肥料はやらない/水やりは回数を減らす/紅葉が始まる/台風対策
  • 11月〜落葉後:根を崩す植え替えはここから/冬剪定は葉が落ちてから/寒肥は1〜2月
ミスティ(サザンハイブッシュ系・8号鉢)。株元の土が見えてきたのでマルチングを補充する
ミスティ(サザンハイブッシュ系・8号鉢)。株元の土が見えてきたのでマルチングを補充する

まだなら最優先:夏剪定とお礼肥

まず、夏剪定がまだの株があれば最優先で済ませましょう。ブルーベリーの枝の骨格は夏剪定で作ります。冬剪定は花芽を飛ばしてしまうため大きく切れません。枝づくりができるのはこの時期だけです(やり方は夏剪定の記事に詳しくまとめています)。

お礼肥(収穫のお礼として与える肥料)がまだの株にも、忘れずにあげておきます。今年植えた新苗は8月中旬〜9月上旬までに。理由は2つで、①9月以降の生育シーズンにしっかり栄養を蓄えてもらうため、②休眠期に肥料が残ると生育が悪くなるためです。

肥料は我が家では「IBのチカラ」(花ごころのIB肥料)を使っています。ゆっくり長く効くタイプなので、量は少なめに置きます。有機肥料は冬の寒肥に回します。

暑さ・乾燥対策:ピートモスのマルチング

9月はまだ暑く、夏に敷いたマルチングが薄くなっていることが多いです。株元が見えていたら足しましょう。やり方は簡単です。

バケツにピートモスと水を入れて、よく吸水させる。乾いたままだと水を弾くので必ずこの工程を
バケツにピートモスと水を入れて、よく吸水させる。乾いたままだと水を弾くので必ずこの工程を
吸水させたピートモスを株元に厚めに盛って完成。保水と地温上昇の緩和になる
吸水させたピートモスを株元に厚めに盛って完成。保水と地温上昇の緩和になる

ブルーベリーは酸性土壌を好むので、マルチング材も酸性のピートモスが最適です。水切れで葉を落としてしまった株も、この時期なら秋にまだ葉が戻る可能性があります。

鉢増しは8月下旬〜9月中旬に

ブルーベリーは9月以降にもう一度生育のシーズンが来ます。そこでしっかり根を張らせるために、8月下旬〜9月中旬に、根鉢を崩さない「鉢増し」をします(真夏の植え替えは株が傷むので避けてください)。根詰まり気味で水切れが頻発している株ほど効果があります。根を崩してリフレッシュする本格的な植え替えは、落葉後の休眠期の作業です。

今年買ったミスティの苗(6号鉢)。水切れが早くなってきた
今年買ったミスティの苗(6号鉢)。水切れが早くなってきた
根鉢を崩さず8号鉢へ。すき間にピートモス主体の用土を入れる
根鉢を崩さず8号鉢へ。すき間にピートモス主体の用土を入れる
オニール(サザンハイブッシュ系)も同じ日に鉢増し
オニール(サザンハイブッシュ系)も同じ日に鉢増し
鉢増し後のオニール。用土はピートモスと鹿沼土を混ぜたもの
鉢増し後のオニール。用土はピートモスと鹿沼土を混ぜたもの

用土は無調整ピートモス:鹿沼土=6:4前後が我が家の基本です(市販の「ブルーベリーの土」でも問題ありません)。ピートモスは前日にバケツで吸水させてから使います。

10月:肥料をやめて、紅葉を楽しむ

10月は基本的に何もしません。肥料をやらず、水やりも土の表面が乾いてからに減らします。
このころ枝の先に丸くふくらんだ芽が見え始めます。これが来年の花芽です。葉の付け根の細長い芽(葉芽)との違いを、ぜひ観察してみてください。

冬のブルークロップの枝(1月撮影)。先端側のふっくら丸い芽が来年の花芽、中間の小さくとがった芽が葉芽
冬のブルークロップの枝(1月撮影)。先端側のふっくら丸い芽が来年の花芽、中間の小さくとがった芽が葉芽

写真は冬剪定のときのものですが、芽の違いはこの時期から少しずつ分かるようになります。枝先のふっくらした芽が花芽、中間のとがった小さい芽が葉芽です。

秋に伸びた勢いのよい枝はどうする?

秋になって株元から太い枝(シュート)が勢いよく伸びることがあります。これは来年以降の主力になる大事な枝なので、秋には切らずに残します。長すぎる場合は、冬剪定のときに先端を軽く切り戻します。

11月以降:根を崩す植え替えと冬剪定

根詰まりがひどく、根鉢を崩してリフレッシュしたい株は、葉が落ちたあと〜2月ごろ(休眠期)に植え替えます。固まった古い用土を3分の1ほど落とし、同じ配合の用土で植え直します。手順の詳細は、時期が来たら別の記事で写真つきで紹介します。

冬剪定の考え方も先にお伝えしておくと、ブルーベリーは放っておくと花芽が付きすぎて、実が小さく、株も疲れます。冬剪定では枝先の花芽を3分の1〜半分くらいに間引くのが目的です。

よくある失敗

秋遅くまで肥料をあげ続ける

「元気に育ってほしい」と秋も肥料を続けると、枝が止まらず寒さで傷みます。9月中旬で止める、と決めておくのが簡単です。

生育期に根鉢を崩してしまう

夏〜秋の植え替えで根をいじると、株が一気に弱ります。生育期は「崩さない鉢増し」だけ。根を崩すのは休眠期です。

普通の培養土で植え替えてしまう

植え替えたのに翌年から葉が黄色くなって元気がない、という場合は用土のpHが合っていないことがほとんどです。ピートモス主体の酸性用土を使ってください。

まとめ

秋〜冬のブルーベリーは「9月中旬で肥料を止める」「マルチングを厚く保つ」「根を崩すのは落葉後」の3つを押さえれば十分です。まずは今週末、株元のマルチングが残っているかを見てみてください。

使った道具

この記事の作業で実際に使っている道具・資材です。

  • IBのチカラ グリーンそだちEX(花ごころ)楽天Amazon) 秋の追肥はこれを少なめに
  • 無調整ピートモス楽天Amazon) マルチングと用土に
  • 鹿沼土楽天Amazon) 用土の4割ほど
  • 千吉 剪定ばさみ(藤原産業)楽天Amazon

次に読む

夏剪定がまだの方は、先にこちらを。
ブルーベリー – 収穫後に必ずやる夏剪定・お礼肥