水切れで枯れかけた植物を復活させる方法|応急処置と回復の目安
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連日異常な猛暑が続くこの夏、暑すぎて長い時間ガーデニングをしていると倒れそうになります。
苦しいのは植物も同じでこの夏場に水切れ、葉焼けが起こりやすいので、しっかりと水をあげて、直射日光の当たらないところに置くか、日除けネットをかけてあげる必要があります。
しかし、たくさんの植物を管理しているとどうしても気が付かずに、忘れてしまっていた株が出てくるものです。気づいたときにはもう駄目な状態になっているといったことがあったりします。
そうです。
この夏、私もやってしまいました。。。
ボロボロになってしまった株ですが、処分してしまうには早いです。
案外と植物は丈夫なので、まだ生きていて復活できる可能性があります。
ということで、今回は水切れで弱ってしまった株のリカバリ方法を説明したいと思います。
春にガーデニングを始めて、初めての夏という方は結構水切れを起こしてしまっているかもしれませんので、参考にしていただければと思います。
この記事でわかること
- 水切れで葉が全部落ちた株が、まだ生きているかどうかの見分け方
- 復活させるための3つの応急処置(切り戻し・水管理・日陰)
- 「やってはいけないこと」と、復活するまでの目安
水切れになった株の状態
さっそく水切れした株の状態を見てもらいましょう。

ラズベリー(インディアンサマー)です。
1週間ほど水をあげずに、日光がガンガンに当たる場所に置いてしまいました。。。
さすがにこの状態になったら、諦めてしまいそうですが、頑張ってリカバリしていきましょう。
リカバリ方法
このようにボロボロになったり、葉っぱが全部を落ちてしまってハゲあがった株をそのままにしておくとおそらく枯れ込んでしまいます。
これ以上弱らせずに養生させるためには次の3つがポイントになります。
- 切り戻し
- 水管理
- 日陰に置く
それでは順番に説明していきます。
切り戻し
枝が枯れてしまっているので、生きている枝まで切り戻します。
枯れた枝や葉を付けたままにしておいても意味がありませんし、夏場だと病害虫発生の危険があります。
枯れた枝の見分け方
枝の枯れている箇所、生きている箇所の判別は茎を切って、断面を見ることで分かります。
生きている箇所であれば、水分が巡っているので、みずみずしい断面になります。
このように水分がなく、スカスカな状態は枯れた箇所になります。
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生きている箇所まで切り戻し
枯れた枝を先端から順に切って、生きている箇所まで切り戻します。
根元まで切って生きている箇所がなければ、その枝は取り除きます。
切るときは節の少し上を切ることを意識しましょう。
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最終的にこのぐらい切り戻しました。
節から新しい芽が出始めている箇所があれば、そのすぐ上まで切り戻しましょう。
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本来夏にここまで切り戻すと植物へのダメージはかなり大きいものになります。
これは緊急処置なので、健全な株ではやらないようにしてください。
水管理
まず弱った株を見つけた時の最初の水やりですが。
ボロボロの状態の株を見つけたら、切り戻す前にまずはしっかりと水をあげてください。
乾燥しきってカサカサになった土はなかなか水を吸わないので、何度も水をあげてください。
メネデール等の活性剤があれば一緒にあげてください。
しかし、肥料はNGです。この状態になった株の肥料をあげてしまうと肥料焼けで逆に弱ってしまいます。
次に切り戻し後の日々の水やりですが。
少なめに水をあげるようにしましょう。
葉が全部落ちているため、そもそも水をそれほど吸わなくなっています。
この状態で通常時と同じようにたっぷり水をあげると土が乾かずに、根腐れを起こしてしまいます。
日陰に置く
葉がないので、光合成や蒸散といった代謝ができない状態になっているので、直射日光を受けると一気に枯れ込んでしまいます。
鉢植えであれば、風通しの良い日陰に移動して、直接地面には置かずにワイヤースタンドやレンガを挟んで鉢を浮かせるようにしてください。
地植えであれば動かすことができないので、遮光ネットで日陰を作るようにしてください。
今後の管理
葉が全てない状態なので、運が良ければ秋に少し葉が展開してくるかもしれません。
葉が十分に展開したら、肥料をあげるようにしましょう。
今年、葉が出てこない場合はそのまま春まで芽吹きを待ちましょう。芽が出てこなければ、その年に枯れてしまうので諦めます。
よくある失敗
弱った株に肥料をあげてしまう
元気を出させようと肥料をあげたくなりますが、根が弱っている状態では肥料を吸えず、肥料焼けでとどめを刺してしまいます。あげるなら活力剤(メネデールなど)だけにして、肥料は葉が戻ってからにしてください。
毎日たっぷり水をあげてしまう
葉がない株は水をほとんど吸いません。今までどおりの水やりを続けると土が乾かず、根腐れで枯れます。土の表面が乾いてから、鉢底から少し流れる程度で十分です。
日当たりの良い場所に戻してしまう
「日光に当てれば元気になる」は葉がある株の話です。葉のない株を直射日光に当てると、幹の水分が抜けて一気に枯れ込みます。新芽が出て葉が数枚開くまでは、明るい日陰で養生してください。
まとめ
水切れでボロボロになっても、枝の断面がみずみずしければまだ間に合います。①まずたっぷり水、②枯れた枝を生きている所まで切り戻す、③明るい日陰で水は控えめ、の3つを守って、芽が動くのを待ってみてください。夏に水切れを起こしやすい鉢植えは、ブルーベリーの記事で紹介したマルチングも予防になります。
【追記】その後どうなったか(正直な報告)
この記事のラズベリー(インディアンサマー)ですが、いったん新芽が出て持ち直したように見えたものの、翌年までに枯れてしまいました。水切れで一度深いダメージを受けた株は、見た目が復活しても根が弱ったままのことがあります。
この経験からの教訓は2つです。
①応急処置で「復活したように見えて」も、その年は実や花を諦めて養生に徹すること。
②そもそも水切れさせない仕組み(ピートモスなどのマルチング、真夏の半日陰への移動、鉢増し)を先に作ること。
失敗も含めて記録しておくことが、このブログの役目だと思っています。現在は別の品種のラズベリーを、マルチングと大きめの鉢で育て直しています。
使った道具
この記事の作業で実際に使っている道具・資材です。
